こんにちは藤です(^^)/ このサイトに来ていただきありがとうございます!
プロフィールにも記載していますが、私は現在、地域包括支援センターで主任介護支援専門員として勤務しています。
ところで、地域包括支援センターってなんだ?という疑問がわいた方が・・・大多数・・・ではないかと思います(T_T)
これは、センターに勤務しているものとして悲しい・・・でも!それも無理はない!
と、考えたためここでは私のほうから地域包括支援センターとはどんなところで、どのように活用していけばいいかを解説していきたいと思います( `ー´)ノ
この記事を読んでわかること ・地域包括支援センターがどんなところか理解できる ・高齢者のことで困ったことがあったらすぐに相談することができるようになる
地域包括支援センターとはなにか?
まず地域包括支援センターの基本的なことを紹介します。
地域包括支援センターは、地域にお住まいの高齢者の様々な問題に対して、ワンストップで解決できるようにするための総合相談窓口です!地域包括支援センターは、各市区町村ごとにその規模に合わせて必ず1カ所以上設置されています。
みなさんの地域にもかならず設置されているんですよね(^^♪でも残念なことにまだまだ認知されていないのが現状・・認知されるよう頑張ります( `ー´)
小さな町村ですと人口が少ないので1ヶ所だけというところが多いですが、大きな市や首都圏の地区については人口が多い分、地域包括支援センターもその地区をさらに分けて何ヶ所も設けられているところもあります。
例えば、人口が35万人規模の地方都市だと17ヶ所から20ヶ所くらい。2万人に満たない小さな町村では1ヶ所。ちなみに東京都の世田谷区だと、30ヶ所近くもあるみたいです。このように人口の規模(比例して高齢者人口も増えるので)
そして、この、包括は何をしてくれるのかということですが、いくつあります。
一つずつ説明していきます。
高齢者の介護サービス(介護保険)の利用に関すること
介護保険の利用に関することはその名の通り介護保険を利用するにあたってその申請からサービス利用に関して全てのことで最初の相談ができるようになっています。
これは、前の介護保険の記事でも紹介していますが、包括が介護保険の申請を代行してできるという機能があるからです。
包括には医療、介護、福祉の専門職がいるので、その方たちが本人と面談し、介護保険やその他サービスの必要性を判断して様々な申請をお手伝いしてくれる人たちなんです。
介護保険制度を利用する時の最初の窓口といっても過言ではありません!必要に応じてさまざまな機関につないだり、要支援の認定が出ればそのまま担当をすることもできます。
高齢者の地域での生活のこと
皆さんが地域で生活しているところで、いつまでも健康的に楽しく暮らしていくためには何をしていけばいいでしょうか?
そこにはいろいろな取り組みがされているところもあれば課題があって、なかなか苦労してしることもあるかと思います。
例えば・・・ 地域に高齢者の集まりの場がない。 高齢者の生活の見守りをしてくれる人がいない。 認知症高齢者を地域の中でかかわっていくには?
など、その地域にある独自の問題点や課題をみんなで話し合って解決できるようにしていく。そのための協力や助言。地域包括支援センタはそんな地域の課題を一緒になって考えてくれる存在でもあるのです。
地域でどのようなものがあれば望む生活がかなえられるのか。そのようなことを実現していくためのお手伝いをします。
私たちの業務の名前としては地域ケア会議なんていう言い方で呼ばれていますが、地域の方と密にかかわっていくことで、根本的な地域独自の課題や取り組みをサポートしていく役割も担っています。
高齢者の権利擁護に関すること
権利擁護とは、その人の生活する上での権利を守ることです。
例えば・・・ 高齢者虐待の問題 消費者被害で金銭的な被害を被った方の支援 身寄りがない方の支援 経済的に困窮している高齢者の支援 等々
その人の生活を脅かすような状況似る方の支援についても相談対応し、必要な機関につないでいくのも地域包括支援センターの役割です。
介護のことだけでなく、その他の生活全般の課題を解決し、安心して生活していけるように対応していくというかなり重要な役割も担っているんです。
地域の介護支援専門員との連携や協力
もう一つの役割として、同じ介護分野で働いている、地域の介護支援専門員の支援です。
それぞれの地域では地域包括支援センターのほかに、介護保険を利用するために必ず必要な存在。ケアマネージャーが勤務してる居宅介護支援事業所があります。
地域のケアマネさんはその地域や周辺の地域の利用者さんにとって介護保険を適切に利用していくためのなくてはならない存在です。
しかし、ケアマネさん一人で、高齢者の支援を担うことはとても大変で、支援について悩んでしまうことや行き詰ってしまうこともあります。
そのケアマネさんたちのサポートをする役割も包括支援センターにはあります。ケアマネさんと一緒に難しい問題を解決できるようにしたり、自己研鑽できるように研修や事例検討会を企画したりします。
地域をもっとよくしていくためのパートナーともいえるケアマネさんとも密な連携を取って、よりよい支援に結び付けられるように活動するのも地域包括支援センターの役割なんです!
まとめ
このように、地域の高齢者の様々な相談を受け付けているのが包括支援センターになります
もちろん包括支援センターだけでできないことも多くありますが、その辺はその専門の機関につなぐこともしていますので、なんでも相談しましょう
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