こんにちは藤です(^^♪
最近親の体の動きが悪くなってきたようで、いろんなところで躓いたり、立ち上がりや歩くのが大変そうになってきた
福祉用具があるのはわかるがどんなものを使ったらいいかわからない
そんな時に役立つ福祉用具をご紹介します!
自己紹介
藤 介護業界25年 介護のことならなんでもお任せ!
地域包括支援センターの主任介護支援専門員をしています
介護福祉士 介護支援専門員 の資格を持っています!
最近の福祉用具は様々なものがたくさん出ていて、どれを使っていいのかわからないと仕事でもよく相談されます
普段使っていない専門的なものなのでいざ使うとなると迷いますよね
この記事を読むことで、本人の体の状態に合わせた福祉用具を選ぶことができ、自宅で起こりうるつまずきや転倒などを防止し、安全に生活する糸口がみつかります
なぜなら 福祉用具はたくさんありますが、基本的にはこれから紹介する福祉用具があればかなり安定して動作することが可能になるからです
もちろん、すべて完璧にすることは難しいかもしれません(転ぶことはいつでもおこりうるものと認識)がそのリスクを最大限に抑えることはできます
何より人の手を借りずに自分自身で行動できるのは、本人にとっても家族にとっても一番安心できることだと思います!
自宅で起こりうる「転倒」を福祉用具で解決
高齢者が自宅で生活する時に起こりうる事故やその原因はどのようなものなのでしょうか?
そう、一番の事故は転倒ですね
転倒してしまうことで骨折や大けがになってしまい、一気に介護状態になってしまうなど生活全般に支障が出てきてしまいます
自宅で起こりがちな事故やアクシデントとは?
高齢者が自宅で生活していると起こりがちなアクシデントとして以下のようなことがあげられます
・立ち上がり時のふらつき ・動作開始時(動き出し)のふらつき ・歩行時につまづいて転んでしまう ・ずっと立っていられない ・壁伝いに移動しないと不安定 ・何かにつかまっていないと転びそうになる
事故やアクシデントが起こる原因は?
高齢者の転倒など、事故の原因はいくつかあります
・筋力の低下 ・腰の痛み ・膝の痛み ・足の痛み ・認知症になってしまい判断ができなくなる ・自宅に段差が多い ・つかまるところがない
など、様々です
年齢とともに病気でなくても、体に痛みが起こるのはつらいことですね・・・
自宅で起こる事故やアクシデントの解決策は?
解決策としてはこれも様々ありますが、代表的なものとしては
・デイサービスに行って運動やリハビリを行う ・整形外科などに通院し主治医に相談、治療 ・生活している環境を改善する
一番対策しやすいこととしてはこんな感じ
僕も相談された際に、本人の状態を見させていただきながら、これらのようなアドバイスはよくしています
何よりも「自分で動けることが大事」そのために福祉用具を利用しよう!
上記では自宅で起こりうる事故やアクシデントについて解説しましたが、本人が「安全に」とか「事故がないように」ということばかり考えてしまうと結果
「本人には動かないでいてほしい」ということになってしまいます
これでは本人の生活が保たれないし、動かないでいるとどんどん能力は奪われていきますよね
一番理想的な解決策は本人が「安全に自分で動くことができる」ということであり、意識すべきは「本人が安全に動くことができるために福祉用具をうまく活用」するということです
自宅で使うおすすめの福祉用具5選
ここからは、自宅で本人が安全に動くことができるようにするためのおすすめの福祉用具を5つご紹介していきます
この5つの福祉用具をお勧めする理由は
- 導入がしやすい
- 安価で購入や借りることができる
- 使いやすい
ことがあげられます
僕が仕事で相談にのる際にもよく取り上げている(自然とそのような話になる)ので確かだと思っています
おすすめの福祉用具① 設置式手すり
下が鉄板になっていて、そこにアーチ型の手すりがくっついている手すりです
つかまっても下が鉄板で重いのでしっかりと支えてくれます
壁などにとり付けるものとは違い、いろいろなところに置くだけで手すりを使用することができます
例えば
・茶の間の自分が座っているところの横に置く
・部屋の真ん中を通るような場合に、途中に設置式の手すりを置いておく
・廊下に置く
賃貸で壁に穴をあけて手すりを取り付けられないときや自宅を改修などしたくない場合にも有効です
そのほかの手すりとして、設置式ではなく、床と天井で突っ張って設置するタイプの手すりもあります
これも、手すりを住宅改修で取り付けるのは難しい時などに有効なものになります
上記写真2つの写真は参考に掲載させていただきましたが、介護保険を利用している方は購入ではなくレンタル(貸与)できますので、先に担当のケアマネに相談してくださいね
設置式、突っ張り式ともに、様々な形がありちょっとした階段の部分や段差にも対応できるものもあります
自宅の状況を見ながら、担当ケアマネ、住宅改修の担当事業所の方ともよく話し合ってくださいね
おすすめの福祉用具② 歩行器
利用されている方も多いと思います
歩行器といってもイメージするのは外を歩くときに押して歩く押し車のようなものや病院で歩くリハビリのために使うものなどをイメージするのではないでしょうか
歩行器は介護保険を利用していればレンタルすることができます
介護保険を利用して借りた場合の料金 1ヵ月 500円~600円
その他、座れるようになっているものや買い物かごがついているものや、大きさも様々なサイズが出ていますので自分の体に合ったものやどのように使うのかを考慮して選びましょう
おすすめの福祉用具③ シャワーチェアー
自宅でお風呂に入るときに市販の椅子や何もない状態で、シャワーを浴びたり体を洗ったりするのは高齢者にとってはとても大変なことだと思います
そんな時に使用するのがシャワーチェアーですね
防水になっていて、座ってシャワーを浴びることやひじ掛けなどがついていたりもして、かなり安定しています
つかまりながら移動したい湯船に入ったりもできるのでかなり便利です
自宅の中で一番滑って転びやすい浴室の中で、安定して座ったり移動したりすることは入浴する時、安心ですよね
邪魔なときはほとんどの椅子が折りたたみになっていますので、使わないときはたたんでおくことができます
シャワーチェアーは介護保険では購入することになります(水回りで使用するものは介護保険では購入する形になります)
介護保険を利用して購入した場合の料金 4000円~6000円
おすすめの福祉用具④ 介護ベッド
これについては介護保険でも要介護2の認定でしか借りることができないという条件があり
要介護1~要支援1の方は借りられないのです
しかし、要支援の方や要介護1のかたにも、場合によっては必要になることもありますよね
例えば
- 腰が痛くて起き上がりや、立ち上がりがうまくできない
- 病気や怪我などで、一時的に体がうまく動かせない
そんな時に介護ベッドがあれば安定して動作することができると思います
どうしても介護ベッドを借りたい時には、介護保険を使わずに自費で行うという方法があります
- 介護保険を利用した場合の料金 1ヵ月 1500円~2500円
- 自費でレンタルする場合の料金 1ヵ月 2500円~3500円
自費でも介護保険と大差ない値段で借りられる場合が多いので、担当ケアマネに相談しましょう
ただ自費のベッドはものが選べない場合が多いですので注意です
おすすめの福祉用具⑤ 段差解消スロープ
ちょっとした段差でつまずいてしまうことはあると思います
そんな時床材を工事して段差をなくすとなると住宅改修でも可能ではありますが手間とお金がそれなりにかかってしまいます
そんな時は置くだけで段差をある程度解消できるスロープを借りるのもいいですね
介護保険を利用して借りた場合の料金 1ヵ月 50円~200円 大きさによります
自宅で使う福祉用具 おすすめ5選 まとめ
・自宅での生活で、高齢者が一番支障となっていることは「転倒」 ・原因は筋力の低下や認知症 ・通所サービスなど利用し、活動することで自身の能力の改善をする ・合わせて、自宅内の生活環境を改善させていく ・そのために福祉用具を有効活用させていく
今回説明した福祉用具を上手に利用することで、高齢者の生活、特に体の動作については安定して動くことができるのではないでしょうか?
また、不安定な高齢者を支えるなどする家族の負担も軽減できます
今回挙げた福祉用具も含めて本人の生活に合わせて、担当のケアマネや福祉用具の専門業者とよく話し合って進めていってください
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