地域で活用!介護におけるインフォーマルサービスとは?

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高齢者 高齢者の生活

こんにちは藤です(^^♪

藤

自己紹介

 介護業界25年 介護のことならなんでもお任せ!

地域包括支援センターの主任介護支援専門員をしています

介護福祉士 介護支援専門員 の資格を持っています!

インフォーマルサービスって聞いたことありますか?

地域で暮らしていく中で、歳を重ねるにつれて徐々に活動する範囲が狭くなり、時間が減っていくもの

体の機能も衰えていく、そしてそんな時に活用するのは介護保険!

っていうのは以前にもお話ししました

でも、介護保険でも手が届かない部分てあるんですよね

そんな時に活用したいのがインフォーマルサービスです!

この記事ではこんな内容のことがわかります

  • インフォーマルサービスって何?
  • 実際どんなサービスなのか?
  • どうやって使うのか?

インフォーマルサービスを活用することで、さらに生活がしやすくなることもあると思いますので、理解することは重要ですね(^^)/

地域で活用!インフォーマルサービスとは?

高齢者

インフォーマルの意味

インフォーマル 直訳すると → 「非公式な」 という意味

これを介護の分野に当てはめると  

インフォーマルサービス:介護保険制度を利用しないサービス

ということになります

逆に

フォーマルサービス → 介護保険制度を利用するサービス

というふうになりますね

なぜ、インフォーマルサービスが必要か?

高齢者の生活を支えるため、国は介護保険制度を創設しこれまで20年にわたり運用してきました

介護保険を利用することで、介護サービスの利用がしやすくなり、高齢者の生活支援も充実していると思います

しかし、高齢者の生活は多岐にわたる生活スタイルや住んでいる地域によって偏りがあり、それぞれの課題も多くあるのです

これらのことを介護保険のサービスを使うことで、すべてカバーできるのかというと難しいところがあるのです

そこで、介護サービス以外のインフォーマルな社会資源を活用することで、その課題を解決させようというのがこのインフォーマルサービスなのです

地域住民による活動もインフォーマルサービス

地域において、地域住民に生活上の何らかの問題を抱える者が生じた際に、住民やボランティアがお互いに自発的に協力、協同することをインフォーマルケアといいます

自分たちの地域やご近所さんのことは自分たちで守るという考え方で活動することもインフォーマルと言えますね

インフォーマルサービスに関連する記事はこちら👇

インフォーマルサービスの具体例

高齢者

具体的なものの例をあげます

自宅にいながら受けられるサービス

NPO法人や地域のボランティアグループが、高齢者の見守り支援や安否確認

 ・宅食(食事の宅配サービス)
 ・外出の付添い
 ・話し相手やゴミ出しサービスなど、色々な団体が、独自の方法で支援を行っています 

なかなか自由に外出ができなく、買い物やゴミ出しにおいても不便を感じている高齢者が多いですよね

そんな悩めるところをピンポイントで支援してくれるサービスです。ボランティアということなので、基本は無償というところですが、中には有償

といっても大変低価格で提供する場合があります

私が勤務している地域では、地域のポランティア団体が、一回100円でゴミ出しの対応をしています

外出の付き添いはとても助かりますね

買い物や病院受診に付き添ってくれるなど、介護保険では賄いきれない部分を補ってくれます

自分から出かけていくサービス

人が訪れるサービスだけではなく、場所も増えてきています
宅老所のように、泊まりで高齢者を預かるサービスや、認知症カフェやサロン・高齢者を対象とした食事会など、高齢者が地域の人と触れ合う機会を持てる場所も増えてきています

人口が多い地域では、サロン活動や趣味の集まりなど、自分たちで独自に集まりの場所を設けて定期的に集まり、楽しんでおられるかたも多いです

認知症カフェは各市町村が、介護施設や医療機関など通常の役割以外でカフェという形でスペースを提供してもらうようによびかけ

そこに高齢者やその家族、認知症に関する相談がある方など自由に集まってお茶を飲みながら語り合ったり、相談したりする取り組みです

事業所で独自に行っているサービス

例えば、生協や宅配業者による見守りサービスです
同じ曜日の同じ時間に宅配をすることで、定期的な安否確認ができるというサービスです
このように、企業の有料サービスに付随したサービスや、食事会・ゴミだし支援・高齢者向けの体操教室等、社会福祉協議会が行うサービスもあり、まだまだたくさんのインフォーマルサービスがあります

インフォーマルサービスを利用するにはどうしたらいいか?

高齢者

利用したいときはどうすればいいか?
まずはお住いの地域でどのようなサービスがあるのかを把握することが第一歩です

といってもどこに聞けばいいかわからないところもあると思います

そんな時は以下の機関に問い合わせてみましょう

  • お住いの市役所や役場などの行政機関
  • お住いの地域にある地域包括支援センター

すべてではありませんがある程度のインフォーマルサービスを紹介してくれますので、問い合わせてみてください

もしかすると行政が把握していない自分たちだけで行っている取り組みや活動があるかもしれません

近所の人や町内会でわかることもあるかもしれませんので確認してみるのもいいと思います

地域で活用!インフォーマルサービスとは?まとめ

高齢者

全国的にも高齢者が増えてきているなかで、介護保険サービスだけではままならないことも多くなってきました

自分の住んでいる地域にどんなインフォーマルサービスがあるか?

そうなったときに地域の実情に合わせたインフォーマルサービスをうまく活用することで、さらに地域での生活が安定して送ることができるのではないかと思います

しかし、このインフォーマルサービスも地域によっては全くないところもまだまだあるようですので、今後、こういった活動を増やしていかなければならないという課題もあるのも事実です

まずは、自分たちが住んでいる地域にどんなフォーマルサービス、インフォーマルサービスがあって、何が足りていないのかなどを考えていくことは今後の自分たちの生活のために重要なことなのではないでしょうか

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