介護に関する流行り言葉【2021年最新】

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高齢者 高齢者の生活

こんにちは藤です(^^♪

最近聞く、介護に関する言葉で意味が分からないものがあるな・・・

高齢者介護に関する専門用語や言葉はたくさんありますが、最近になって出てきた流行り言葉があります

流行り言葉なんて言ってしまうとなんだか楽しそうな印象ですが、この言葉はまさに高齢化社会の課題を表す意味のものが多くて、残念ながらネガティブなものが多いです

ちょっと暗い気持ちになってしまうかもですが、この言葉と意味を理解することでそういう問題が身近にあるということを認識でき、もしそういう問題が身近に起こった時にどう対処したらいいのかなどが理解できます

藤

自己紹介

 介護業界25年 介護のことならなんでもお任せ!

地域包括支援センターの主任介護支援専門員をしています

介護福祉士 介護支援専門員 の資格を持っています!

総じて言えることは
「当事者だけで悩まないで誰かに助けを求める」が一番の答えだと思っています

当たり前のようですけど意外とできないんですよね

具体的には以下のようなところに相談してください

  • 近くに家族がいれば助けてもらう
  • 近所の人に助けてもらう
  • 地域包括支援センターに相談する
  • 地域の福祉サービスを利用する
  • 介護保険サービスを利用する
  • 公的な機関に相談する

ちなみに、それぞれの関連する記事を一番下にまとめましたので、もっと詳しく知りたい方はご覧くださいね!

介護に関する流行り言葉① 「老々介護」

高齢者

高齢者二人暮らしで、どちらか、もしくはどちらもお互いに介護している状態のこと

高齢者同士が介護しているので、どちらかの状態が悪化してしまったりすると介護が困難になるなど問題になってしまいます

老々介護の対処法

一番に相談していただきたいのは、公共のサービスや相談窓口に相談してほしいということ

なぜこれらの対応が必要かというと、高齢の二人が介護していくのは、体力的、精神的にかなり厳しく、近くに家族がいてもほとんどの場合日中は仕事をしていることが多いので常に助けてくれるという可能性は低いからです

例えば

介護している妻を夫がトイレに誘導したり、食事の世話をしたりすることは男性にとっては非常に困難な場合が多いです

ポイントなのは本当に大変になってしまう前に、早めに相談することです

介護に関する流行り言葉② 「認認介護」

高齢者

高齢者2人がどちらも認知症の状態で暮らしていること

お互いのできないところをカバーし合いながらなんとか生活できているケースもありますが、それでも徐々に生活が難しくなってしまいます

認認介護の対処法

老々介護のように、公的な機関に相談するのも、もちろんですが認認介護の場合はできれば近所の方にも協力してもらえるとかなり助かります

なぜなら認知症の場合、その行動や様子を身近で見守りする必要性があるからです

例えば

普段からの生活の様子に変化がないか(家の周りや中が雑然としているや本人たちの行動がおかしい、生活に支障がでていそう等)を一番身近にいる近所の人が早期発見してくれてそこから公的な機関への相談があり、支援につなげられるということはよくあります

近所の人にそういう状況であるということを家族や本人たちが相談できるといいですね

介護に関する流行り言葉③ 「独居老人」

高齢者

最近は特に多くなってきています

夫婦2人暮らしで、老老介護や認認介護から、どちらかが亡くなると必然的に一人暮らしとなります

もともと独身で身寄りがない方も最近ではかなり増えてきています

独居老人の対処法

この場合も早めに公的なサービスを利用できるように相談したり、近所の人に知ってもらうことが重要です

なぜなら、1人なので何かあった際の対応や変化に気づくことがかなり遅れてしまう可能性があるからです身寄りがない方はなおさら

それだけ関わる人がいない状況なのでますます対応が遅れたり大変なことになってから気づくということが多いです

例えば

一人でも元気で問題なく生活できていた人が、突然病気になったり認知症になってしまったが誰もそのことに気が付かなかったり、介護の状態になっても支援してくれる人がいなくて重症化してしまうことはよくあります

もし一人で生活されている場合、早めに公的な機関に相談しておく、もしくは一人暮らしになっているといことを周りに知ってもらいましょう

介護に関する流行り言葉④ 「8050問題」

高齢者

最近よく聞くようになりました

50歳代の息子や娘が引きこもりで仕事をしておらず、80代の親の年金で生活している状況

生活困窮の問題や場合によっては金銭搾取などの虐待に発展するケースもある

その親が介護状態になったりした時にまた問題が発生する

また、親が亡くなった場合の息子、娘の今後についても問題となる場合が多い

8050問題の対処法

できれば親が元気なうちから、公的な機関(一番は地域包括支援センター)に相談しておくことが重要になってきます

なぜなら親が元気なうちはいいのですが、介護の状態になったり認知症になってしまって初めて問題としてあがってきたり、対応が遅れてしまう可能性があるからです

また、引きこもりになってしまっている子供のほうも就労支援などの相談をする必要が出てくるからです

例えば

親が認知症になってしまって生活が行き届かなくなり、いままで頼りきりだった子供が適切な対応ができず、結果虐待などの大きな問題に発展するケースが多くあります

また、子供が就労していな状況なので経済的にも困窮してしまうこともあってますます支援が困難になってしまいます

介護に関する相談機関だけでなく、引きこもりの子供の就労や生活の相談といった部分でも相談することが多くなる場合があるので、早めに公的機関に相談しておきましょう

介護に関する流行り言葉⑤ 「多問題家族」

高齢者

本人家族で様々な問題が複雑に重なり合っている状態

問題が大きくなる場合が多い

これまで説明した問題がいくつも合わさって起こる問題のことです

多問題家族の対処法

関連するあらゆる公的な機関に相談しましょう

なぜならこの場合、家族も問題を抱えている場合が多いため、家族や親族の協力が得られない場合が多く、公的な機関の支援も入っていない可能性があるからです

例えば

本人の子供4人が全員知的障害で、本人が高齢になり介護が必要になって家族が介護できない状態で介護保険や傷害のサービスを利用し助けてもらいながら生活がうまくいった等

さまざまな公的機関の支援を受けることで生活が改善できる可能性もあります

介護に関する流行り言葉⑥ 「高齢者虐待」

高齢者介護


高齢者がその家族や親族、近しい人から虐待を受けること

残念なことに介護のプロである職員から虐待を受けるケースもあります

高齢者虐待の対処法

近所の方へ相談できれば相談したり、警察や自治体、地域包括支援センターに通報、相談しましょう

なぜなら、日本の法律では「高齢者虐待防止法」という法律があり、自宅で生活している高齢者の場合、虐待が疑われる場合は通報する義務があるのです

なにか兆候があればすぐに相談し大きな事件などに発展する前に対応していきます

例えば

近所の人が、最近よく怒鳴り声や暴力をふるっているような様子があり、はっきり見たわけではないが虐待が疑われる 

こんな場合でも必ず公的機関に相談してください

虐待は最悪事件に発展する可能性があるほど大きな問題です

気になることがあればすぐに相談しましょう

介護に関する流行り言葉⑦ 「ダブル介護」

高齢者


例えば高齢者の介護をしているお嫁さんや娘さんが同時におさない我が子を世話している状態のこと。二つの介護を同時に行わなければならない状態のことです

最近では、さまざまな事情で高齢者の介護を孫である高校生や20代の若い人が自分の幼い弟妹を

ダブル介護の対処法

公的機関へ相談しましょう

具体的には、自治体の介護や福祉に関する相談窓口や若い人であれば子供の支援に関する相談窓口がありあります

ダブル介護の場合は介護している人の支援も欠かせないため、様々な窓口に相談していく必要があるからです

例えば

介護保険で高齢者のサービスを調整するだけでなく、介護している人の経済的支援や仕事の支援をする必要もあるかもしれません

その状況になったらすぐに相談できるようにしたいですね

介護に関する流行り言葉⑧ 「ゴミ屋敷」

高齢者


なんらかの理由で、家の中がゴミだらけになっていて、片付けることもできず不衛生な状況で生活をしていること

本人の健康面や身体機能に関して重症化している場合が多く、ご近所とのトラブルにも発展する可能性があります

ゴミ屋敷の対処法

これまでの対処法同様公的な機関に相談する(地域包括支援センター)

まずは住んでいる本人の状況を確認して、生活のどの部分に支障が出ているかを確認しそこを支援する

なぜかというと、まずは住んでいる人がきちんと生活していける状態にならないと根本的な解決にはならないからです

例えば

一人暮らし(のことが多い)で誰も見てくれる人がいないまま認知症が進行してしまって身の回りのことができなくなってしまい、ゴミ屋敷になってしまうという方は多いです

そういった場合は、まず本人がきちんと生活できるように介護サービスの利用を開始したりして生活に支障がないようにしていきます

そして本人の支援をしながら、ゴミ屋敷の片付けをしていきます

大きな清掃や片づけは介護サービスではできないので、清掃業者に依頼して片付けてもらいます

介護に関する流行り言葉⑨ 「終活」

高齢者


最近はテレビでも取り上げられることもあるので知っている方も多いかと思います

自分が元気なうちに身辺の整理をして亡くなったあとでも家族に負担をかけないように準備をすること

それをまとめる終活ノートや終活に関連した様々なサービスも出てきています

終活の実践方法

まずは自分でこの先のことをよく考える自分が死んだときはどうしてほしいかなど、終活ノートなどを活用して整理しましょう

その後家族とよく話し合って公正証書を作成するなど準備をします

場合によっては成年後見制度を活用して後見人を立てる方法もあります

なぜ準備が必要かというと、ただ思いをつづったノートだけでは効力が発生しにくく後々親族同士でトラブルとなる可能性があるからです

また、自分がしっかりしているうちから準備していないといざ、病気になったりして介護が必要になったり認知症になってしまって自分の意思が伝えられないといったことが起こりかねないからです

私が関わった高齢者の方は、家族と話し合って70歳代でしっかりしているうちに終活を始めていました

介護に関する流行り言葉⑩ 「ヤングケアラー」

高齢者

先ほどのダブルケアでもすこし触れましたが、高齢者の介護を担っている介護者が、20代の孫世代が主になっている状態

ヤングケアラーの対処法

まずは高齢者のサービス利用を調整し、介護者の負担を減らすことです

そして場合によっては学校などに事情を説明して支援を仰ぐ必要性がでてきます

なぜ、学校などにも支援を仰ぐ必要性があるかというと

介護の状況によっては、高校生や中学生が介護していて学校などの自分の時間が十分に確保できなくなる

これについてもかなり深刻になる場合が多いですね

実は国でもこの問題を取り上げ始めていると聞きます

なるべく早く関連する機関に相談しましょう

介護に関する流行り言 まとめ

高齢者

日本は超高齢化社会になり、それに合わせて今回紹介したはやり言葉のように今までになかった問題が起こっています

それぞれの言葉の意味と相談の仕方 対応方法を参考にして

もし万が一自分がその状況になってしまったり、周りの人がそういう状況になって悩んでいたりした場合はこの記事を参考にして解決できるように実践してみてください

自分たちだけで悩まずにかならず誰かに相談しましょう

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