こんにちは藤です(^^♪
介護士の身だしなみでピアスとかは禁止と言われているけど、どうなのか?
介護士としての身だしなみは、他の仕事と比べると厳しいのではないかと思います
もう学生のころから口をすっぱくして、きちんとした見出しなみを教え込まれた記憶が僕もありますね
自己紹介
藤 介護業界25年 介護のことならなんでもお任せ!
施設勤務は17年!
地域包括支援センターの主任介護支援専門員をしています
介護福祉士 介護支援専門員 の資格所有!
基本は禁止であることが多いピアスなどの身だしなみですが、今回は介護士の身だしなみと利用者との関りについて再度確認をしていきたいと思います
最近では様々な方針を出して運営されている事業所も多く、決して今回のテーマのように「身だしなみはきちんとしていなければならない」という方針とは逆の考え方についても触れていきたいと思います
この記事を読むことで、介護士として見出しなみをきちんとすることの意味が理解でき、今後の介護士としての姿勢をどう考えていくかの参考になります
介護士はピアスを付けてはいけない理由
最初に、なぜ介護士(看護師もそうですよね)がピアスを付けてはいけないのか?について理由を考えていきたいと思います
介護士がピアスをすると「利用者にけがを負わせる可能性がある」
もし自分がピアス、特に大きなものや長さがあってぶらぶらするようなピアスを付けて仕事をしていたとします
利用者さんの介助をして、体に触れたり抱えたりしている際に何かの拍子に利用者さんがそのピアスに触れてしまったらどうでしょう
場合によっては触れたところが切れてしまったり、打撲などのけがを負わせてしまうことになります
このことは容易に想像ができることだとは思いますが改めて確認のためお話ししました
やはりこれが一番のリスクですよね
介護士がピアスをすると「自分がけがをする可能性がある」
利用者がけがをするリスクが1番とすると2番目のリスクとなりうるのはピアスをしている本人が怪我をするリスクです
こちらも言われなくとも容易に想像がつくかと思いますが、先ほどの例で挙げたように利用者さんの介助をしている最中に何かの拍子にピアスに触れてしまい、耳を切るなどのけがをしてしまう場合があるのです
過去にも実際、大きなピアスをして介助している最中にふいに利用者さんの手が耳に当たってしまい、ピアスが引っ張られて耳が引きちぎれてしまったという事故があったと聞いています
そうなったらとても怖いことですよね
特に大きなピアスはそうなりやすいのですが、ピンポイントの小さいピアスはいいのかというとそういうわけでもなく、もし外れてしまって利用者の食事や飲み物に入ってしまったり落としたものを誤って飲みこんでしまうなどのリスクもあるため、全面的にピアス禁止にしているところが多いのではないですね
介護士の身だしなみで気を付けるべきところ
ピアスのほかの身だしなみの部分で気を付けるべきところをおさらいしていきます
介護士の服装
基本は統一のユンフォームかジャージなどの動きやすい制服になっているところが多いと思います
利用者さんにとっては職員とわかりやすいという利点があります
逆にユニフォームは同じなので利用者さんにとっては誰が誰だかわからない、ということもあるようですね
いずれにしても清潔感がある服装のほうが印象は良いということがあります
介護士のつけるアクセサリー
こちらも、先ほどのピアス同様全面的に禁止しているところがほとんどなのではないでしょうか
主なものとしてはネックレスや指輪といったものになるかと思います
ネックレスに関してはピアスなんかよりもお互いのけがのリスクがあるのはわかるのではないでしょうか
指輪に関しても邪魔にはなりませんが、感染症予防の観点からするとよくありません
指輪に菌が付着してそれで利用者さんに触れることで感染をさせてしまうといったリスクがあります
介護士の髪型
髪型も見た目がすぐにわかるので、髪型次第で印象が変わるということはあると思います
特に介護の職場で言われているのは髪の色が注意されることが多いですね
すごく濃い茶色や奇抜なカラーだと、良い印象がない傾向にあります
介護士の化粧
女性の方になりますが、こちらも化粧が奇抜であったり濃すぎるなど過剰なものだと印象が悪くなる傾向にあるようです
介護士がつける香水
介護しているときに、きついにおいがするのは利用者さんにとっては嫌なものです
僕もあまりきついにおいは嫌いなので、他の職員にも印象悪くなるのではないでしょうか
やはりこちらも香水は禁止にしているところが多いかと思います
身だしなみやピアスが自由な介護事業所もある
身だしなみについて、注意するべきところばかりお話ししてきましたが、それとは逆の方針で運営している事業所や施設もあります
職員の服装や身だしなみをある程度自由にしている事業所はどのような方針でそのようにしているのか説明します
自宅にいるような環境、家族のような関係性を大切にしている
利用者さんにとってそこが自宅ではなくても、家庭的な雰囲気やそこにいる人たちが、家族のように関われるのは安心につながることです
その部分を大切にした場合、職員が同じ格好で、ほぼ同じ髪型という状況ではどうしても家庭的という観点からみると難しいですよね
服装は私服、髪型も自由、アクセサリーもつけていいという環境であれば理想的な環境が築けるのではないでしょうか
介護士それぞれが違う服装のため、利用者にわかりやすい
先ほどの話にも出ましたが服装や髪型が違っていれば利用者さんも職員のことを覚えやすく、いつもの顔ぶれでそこにいれば、なじみの関係が築けます
それは利用者さんにとってはとても安心できる環境になるのではないでしょうか
会話のネタになる
「そのネックレスきれいね」など、格好が違うことで会話のネタになることもあるかと思います
利用者さんとのコミュニケーションのきっかけになり、普段話をしない方でもそれがきっかけで話を聞いてくれるかもしれません
総じて利用者には不利益とならないように
しかし、この方針で行っている事業所や施設でも決して何でも自由で利用者さんの意向は汲み取らない、リスクも考えないというわけではないと思います
しっかりと最初に話したようなリスクを考えつつ、自由な発想で運営していくことが重要ですし、そういうところで働いた場合は気を付けるべき点ですね
まとめ
ここまで、介護士の身だしなみについて解説をしてきました、利用者さんのニーズの多様化など、今の介護現場はいろいろなことを考えながらやっていかなければならない時代なんだと思っています
その中でも、ここまで話をしてきたように介護士の身だしなみは基本は利用者の不利益にならないようにすることが一番重要な点なのだと改めて思います
そしてもう一つ言えることは、自分が勤務している事業所や施設にも不利益にならないようにしなければいけないという点も改めて気づけたのではないでしょうか
介護士の身だしなみは世間一般でいうところの「きちんとしていなければならない」のは事実です
きちんとしているというのは、職場で規定されている服装や身に着けるものを守ることで成り立つのだと思います
もし、それができない、自分と会わないかもしれないとどうしても思ってしまうのであればもしかすると職場の考え方とあなたの考え方があっていない可能性がりますよね
それも含めて職場選びは重要なのではと思います
利用者さんに悪い影響がないようにすることを前提として、自分に合った仕事の仕方、職場を選ぶのも一つですね
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