こんにちは藤です(^^♪
介護施設を利用したいと思っていても様々な理由があって「入れない」状況があって困っている方もおられるのではないかと思います
自宅ではなかなか生活できない、自宅での生活に不安を覚えそろそろ施設に入所したいが、今の現状では・・・というかたのために、この記事ではその理由ごとに解決策を提案したいと思います
自己紹介
藤 介護業界25年 介護のことならなんでもお任せ!
地域包括支援センターの主任介護支援専門員をしています
介護福祉士 介護支援専門員 の資格を持っています!
この記事はこんな方におすすめ
- なぜ施設に入れないのか原因を知りたい
- どうやって施設に入れるのか知りたい
- 制度の活用方法を知りたい
ここでの介護施設は介護保険施設(老健や特養)と老人ホーム(サ高住や介護付きホーム)どちらにも当てはまりそうな入れない理由と解決策を解説しています
介護施設に「入れない」ときの解決策
入れない原因とそれぞれの具体的な解決策、注意点を解説していきます
金銭的に余裕がない
これは一番の理由に挙げられるのではないでしょうか
介護保険をつかった施設でも、最低でも10万前後で費用が掛かってしまいます
個人の年金だけで賄うのは大変な方もおられるのではないでしょうか?
解決策
家族に協力できる方がいれば補助してもらう
実際、息子さんや娘さんたちが、少しずつ出し合って利用料金を補助して入所されているかたは多くいらっしゃいます
これについては、そういう家族がいてみんなで話し合う必要があります
年金の範囲で利用できる施設を探す
自分の年金額に合った施設を探して申し込みのも一つの方法です
利用料金については、施設探しのサイトで検索すると出てきますが、それができない方はお住いの地域放包括支援センターや介護保険をすでに利用していれば担当のケアマネージャーに相談して下さい
生活保護を受けて、生活保護でも入れる施設を探す
これも一つの手段です
もともとの所得がかなり低い状態であれば生活保護を受給することができます
生活保護には生活に必要な金銭の補助をしてくれるのと同時に「医療扶助」や「介護扶助」「住宅扶助」というものがありますこれは病院受診や介護保険サービス、家賃の分が生活保護で助成される制度になっています
しかし、入所できる施設はどこでも大丈夫というわけではありません
受け入れ可能な施設
- 介護老人福祉施設(特養)
- 住宅型有料老人ホーム
- サービス付き高齢者住宅
- グループホーム
他の種類の施設でも場合によっては受け入れしている施設もある可能性があります
補足
介護保険で利用する施設(特養や老健)については入所時の食費の負担が介護保険外となっています
その部分は本人の所得に応じて、負担限度額が決められていますこれを「自己負担限度額」と言います
内容は以下の通り
第1段階:老齢福祉年金受給または生活保護受給者日額:300円 第2段階:市町村民税非課税で本人の合計所得金額と課税年金収入額の合計が80万以下の方等日額: 390円 第3段階:市町村民税非課税で本人の合計所得金額と課税年金収入額の合計が80万を超える方等日 額:650円 第4段階:市町村民税課税世帯の方日額:1,445円
それぞれの所得段階ごとに限度額が決められています
この限度額で利用するためには申請が必要になりますので、施設の担当者や担当しているケアマネージャーに確認してください
ちなみにショートステイも対象となります
近くに入れる施設がない
そもそもどんな施設がどこにあるのかわからないという根本的な問題もあるかと思いますが、もし探せたとしても空いていないのですぐには入れないことが多いですよね
その場、さらに範囲を広げて施設を探すことになると思います
お住いの市町村などでは一覧表などを用意しているところもあると思いますのでそのリストを頼りに探すのもいいかと思います
また、施設の種類は限られてきてしまう可能性はありますが、他の市町村などの施設を探すことも一つの手立てですね
広範囲に施設を探したい場合は検索サイトを利用してみてみるのもいいですね👇
保証人がいなくて施設に入れない
家族や親族がいなく、独り身である場合施設の身元引受人や連帯保証人がいないために利用することができない場合があります
そんな時はどうするか?
保証人が不要な介護施設を探す
中には保証人が必要ない施設もありますのでそういった施設を探すのも一つの手
そこがどこだかわからないときはお住いの地域包括支援センターか担当のケアマネに聞きましょう
しかしこれは一人の方皆さんに言えることですが保証人なしで入居できたとして、その後認知症などで利用料金の支払いなど十分にできなくなってしまったときのために、「成年後見制度の利用をしていきましょう」
成年後見制度とは?
本人が、認知症や障害などで自分の意思決定ができず、判断がつかなくなって財産管理や契約などができなくなってしまったときに本人に代わってその手続きや管理をしてくれる人(成年後見人)を立てる制度です
空いている施設がない
施設を申し込もうとしても「空いていない」ということはかなりあります
それでもその施設に入所したい場合の対応方法をお話しします
申し込みをして待つ
まずは、申し込みをしなければなりませんが、その後は順番が来るまで待つしかない状況ですよね
そんな時、一つポイントとして申し込んでいる施設のショートステイを利用するというのがおすすめです
この方法は介護保険施設で介護保険を利用する場合に限ってしまうのですが、施設入所を待つ間に、時々ショートステイで利用していることによって、その施設生活に慣れることができ、施設側も申し込んでいる利用者のことを知ることができ、ケアの仕方がわかることでいざ入所した時にスムーズに入所することができます
介護施設に「入れない」ときの解決策 まとめ
金銭的に余裕がない
家族に協力できる方がいれば補助してもらう
年金の範囲で利用できる施設を探す
生活保護を受けて、生活保護でも入れる施設を探す
近くに入れる施設がない
施設探しサイトなど利用して、入れる施設を探す
保証人がいなくて施設に入れない
保証人なしでも入れる施設を探し、成年後見制度を利用する
空いている施設がない
申し込みだけはしておいて、ショートステイなどを利用しながら入所を待つ
それぞれ、本人や家族の生活状況や、体の状態、経済状況などにより施設に入りたくても入れない状況は異なると思います
しかし、一人や家族だけで解決するのは難しいと思いますので、無理をせず適切なところに相談品がら進めていきましょう
施設入所を相談できるところ
・お住いの地域包括支援センター
・市町村(施設のリストがホームページに乗っている可能性もある)
・施設探しの無料サイト
この記事を読んでいただき、施設探しや、入所できないときの対策としてみなさんの参考になれば幸いです(^^♪
全国の施設を検索出来たり介護に関する情報がたくさん載っているサイトです👇
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