こんにちは藤です(^^♪
離れて暮らしている一人暮らしの親が心配
最近、体の動きも鈍くなってきて、認知症も少し出てきたかも・・・
時々、様子を見に行っているがコロナもあってなかなか行けない
最近増えてきている一人暮らしの高齢者
その家族は、時々様子を見に行くにせよ、いつも行けるわけではない
最近はコロナですぐに行くのにもなかなかうまくいきませんよね(;一_一)
そんな悩みや心配を解決できるよう今回は一人暮らしの高齢者が利用できる公的なサービスや地域でのかかわり方、便利なサービスなどについて解説していきます!
自己紹介
藤 介護業界25年 介護のことならなんでもお任せ!
地域包括支援センターの主任介護支援専門員をしています
介護福祉士 介護支援専門員 の資格を持っています!
この記事はこんな方におすすめ
- 離れて暮らしている家族が元気に暮らしていくための方法が知りたい
- 自分が行けなくても安心できるサービス等の情報が知りたい
- もしも何かあったときの対応について知りたい
この記事を読むことで、離れて暮らしている親の介護についての心配ごとが解消されます!
結論を言えば、地域で利用できるサービスや社会資源の把握がまず大切で、本人の生活状況に合わせてサービスなどをうまく使っていくことで解決できることが多いです!
高齢者の一人暮らしや高齢者世帯の支援で安否確認する方法
まず、一人暮らしをしている高齢者に対して、家族の心配はこんな感じではないでしょうか?
・食事をきちんと用意して食べることができているか?(調理 食べる 片づけ)
・買い物はできているか?(行くこと 選んで買う)
・家事はできているか(掃除、洗濯、ゴミ出し)
・日常の生活行為はうまくできているか?(トイレ、入浴、着替える)
・病院にはきちんといけているか?(行くこと 手続き 薬を持って帰る)
・薬はちゃんと飲めているか?(仕分け 時間通り飲めているか)
・もし万が一のことがあった時の備えは?(体調急変時 転んでしまった)
・他の人との交流や会話はあるのか? (ご近所との付き合い 友人との交流)
この全部ではありませんが、一人暮らしをしていてこの中の一部がうまくてできていないということになると、ちょっと生活に支障が出てきているかなという状態だと思います
まずは、本人の生活がどのような状況なのかを家族が確認することも大変重要です
次に行うこととしては、それら生活に支障が出た場合に、本人がお住いの地域包括支援センターに相談してましょう
地域包括の職員が自宅へ訪問し、本人の状況を確認し、適切なアドバイスをしてくれます次項で触れるようなサービスは大体は地域包括支援センターが行ってくれますのでまずは相談です!
地域包括支援センターに関する記事はこちら👇
高齢者の一人暮らし支援と安否確認等の具体的方法
それぞれの問題に対しての、解決策と具体的にどのようにしていけばいいのかなどを解説していきますね
また、参考までに私が関わった高齢者の方の事例を簡単に説明します
食事をきちんと用意して食べることができているか?
どんな状況か?: 全部作れない 何とか作れるがかたよってしまう おかずだけできない 片付けができない
解決策: 訪問介護(ヘルパー) 配食サービス
ポイント: 自宅で作らずに届けてもらう 訪問介護は一緒にやることで自分でできることが回復する かも
具体例: Nさん 配食サービス 昼 夕 ごはんとみそ汁はつくれるのでおかずだけ
Iさん 娘さんが食材の宅配を注文、訪問介護でその材料をみて調理してもらっている
買い物はできているか?
どんな状況か?: 遠いから行けない 重いものだけ買ってこれない
解決策: 訪問介護 自費の買い物代行サービス 買い物付き添いサービス 地域ボランティア
ポイント: 買ってきてもらうのが基本だが、自費のサービスは同行してもらえて自分の欲しいものをみて買ってこれる(現状はあまりやっていない)
具体例: Tさん 訪問介護で買い物だけ、あとは自分で調理できる
Nさん 地域のボランティア団体が買い物代行サービスをしておりそこを利用
家事はできているか(掃除、洗濯、ゴミ出し)
どんな状況か?: 家事全般ができないもしくは一部できない
解決策: 訪問介護 家政婦 ゴミ出しボランティアor自費サービス
ポイント: その行為のどこができないのかで、支援の内容が変わる
すべてやってもらうのではなく一緒にやることで自立 自分でできるところは自分でやる
具体例: Nさん 洗濯の干すのだけやってもらう あとは掃除をお願いする
Lさん ゴミ出しボランティア利用
日常の生活行為はうまくできているか?(トイレ、入浴、着替える)
どのような状況か?: トイレいけるが後始末できない 掃除 入浴入れない 着替えていない
解決策: 通所介護 訪問介護 福祉用具貸与 住宅改修
ポイント: できていないところを補うようにする できているところは自分で
具体例: Wさん入浴できない 通所ではいることにして自宅では入らない
Hさん訪問介護によるトイレ掃除 住宅改修と浴室に椅子を設置して改善
病院にはきちんといけているか?
どのような状況か?: 行くまでができない 病院の中も対応できない
解決策: 訪問介護 介護タクシー 自費介護サービス
ポイント: 病院では看護師さんが対応してくれる可能性もある
具体例: Hさん通院は介護タクシー 病院の中は自分でできる
薬はちゃんと飲めているか?
どのような状況か?: 飲めてない 飲んだことを忘れる
解決策: 訪問介護 訪問看護 在宅療養管理指導
ポイント: 定期的に確認することで、印象づけ
具体例: Nさん 忘れてしまう方、薬のカレンダーにセットを一緒に 印象付けできたことで、改善
訪問介護でもその都度確認
もし万が一のことがあった時の備えは?
どのような状況か?: 転びそう 持病があって倒れる可能性がある
解決策: 緊急通報装置 見守りサービス 支援者を増やすケアマネ 訪問介護 通所介護
ポイント: 少しでも誰かの目があることが安心材料 見守りサービスや緊急通報についても利用するとかなり安心
具体例: Hさん 緊急通報装置を付けた方、安否確認もしてくれて安心
Sさん 近所の方に声掛け、たまに本人に声をかけてくれるなど気にかけてくれるようになった
他の人との交流や会話はあるのか?
どのような状況か?: こもりがちで誰とも話さない 近所の人もわからない
解決策: 通所サービス 訪問介護 その他 近所の民生委員や町内会に顔合わせ
ポイント: 少しでもわかっててもらう人がいると心強い
具体例: Tさん 娘が民生委員と町内会長 ケアマネとも連携 市の事業でゴミ出しボランティアをしていたので利用 その都度安否確認してくれている
関連の記事一覧
上記で出てきたサービスや、地域活動などの関連する記事はこちらになっていますのでご覧ください
地域や自治体独自のサービスについての記事はこちら👇
高齢者の一人暮らし支援で家族が心配ないようにする方法「安否確認もできます」 まとめ
- 本人の生活の中で、困っていることやできなくなってしまったことを詳細に確認する
- それに対して、解決できることはないか考える
- 地域包括支援センターに相談する
- 本人の状況に合わせて適切なサービスを利用していく
この流れで相談し、サービスを利用していけば生活の中の大体の部分は解決でき、本人の生活が安定して送ることができると思います
もちろん地域によっては、サービスが十分ではないところもありますので、その点も最初にお話しした地域包括支援センターに相談して周辺の環境も含めて相談していきましょう
今回挙げた対応だけでなく、環境に合わせた対応策を一緒に考えてくれるはずです
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